古い建物の活用

 ホント久しぶりの投稿になってしまいました。

現在はいくつかの案件を水面下で進めているところです。（ホント水面下・・・）

その中で思うことですが、気がつけば新築ではない改修や古い建物の活用案件が増えているような気がします。全国でも空き家は８００万件とも言われ、新しい建物が建築される一方、建物の飽和状態という側面もあると思います。

どうにか解体することなく活用できないか・・・。コロナ騒動で激変した仕事環境やIT環境、世のニーズ。

それぞれの案件を少しづつ進めている状況ですが、ただ建築するだけでなくソフトから考えることがより一層重要になってきたのを実感します。

キーワードは「変化」かなと思っています。僕も良い意味で執着しないようにしなければなりません。

どう着地するかわからないものもありますが、楽しんで取り組んでいきたいです。

かねさ農園リニューアル工事完成！

 両親が経営するかねさ農園の改修工事ですがようやく完成し、８月より収穫が始まっております。

何より断熱され、エアコンが設置されたことでグッと快適な環境となり、涼しく、また連日の雨続きでも室内は爽やかな湿度を保っております。以前の状態とは別世界。室内は天井ラワン合板、壁針葉樹合板と安価ながらも柔らかな木質空間となりました。造作家具類も素材を揃えて統一感も出たかと思います。お客さま入口のドアハンドルには取手に果樹園から出た梨・柿材を使用してみました。

すでにお盆あたりは特に連日多くのお客さまにお越しいただきました。ありがとうございます！

この先も果物のシーズンは続きますので是非ともご利用くださいませ。

かねさ農園

岐阜県美濃加茂市山之上町1169-5

tel.0574-26-2312

オリジナルカーポート製作

 車もやっぱり雨ざらしはよく無い、そしてお隣の果樹園の方もうちの車に消毒がかからないように気を使ってもらっていたので、マイカーポートを製作することを決意しました。

どうせ作るなら、いくつか試みをしたいものです。

・供給の安定性

・コストを抑える造り（既製品カーポートにはおそらく惨敗・・・）

・人力で組み立てられる

・今後バリエーションを考えられる造り

・木造ならではの見た目の個性（既製品カーポートには勝ってると自負してます）

とこんなところで、なるべく大工とて手を加えることのないようにプレカットデータ化して機械加工。一般的な住宅の工法に当てはまらない箇所があるので意外と難しいことです。

あまり技能に頼らないような基礎工法を採用したり、重機を使わず組み立てられるように広い空間をできるだけ細い材料で実現するための鋼製のブレスを使ったトラスにしたり。

この規格であればすぐに生産する体制が取れるようなものです。

なかなかうまくいったんじゃないかと！２号目が作れたら良いなと思っちゃいます。

とりあえず完成形はまた後日アップします。

かねさ農園リニューアル工事

今シーズンに向けて僕の両親が営むかねさ農園（梨・柿）の出荷場兼店舗をリニューアルします。

今までもオンシーズンは店舗兼作業場、オフシーズンは作業場でしたが実際建物の内容は店舗としての設えには程遠いものがあり、昨年からのコロナ禍でより一層、お客さまと生産者をエリア分けするような工夫も必要となり、換気機能付きのエアコン導入やお客さまと生産者共に快適な環境となるように改善する予定です。

シーズンスタート８月に向けて！

 

工房周辺環境のいろいろ

常々工房周辺を手入れしています。造園屋の同級生から在庫処分に困るからと石をもらい、ファイヤーピットをリニューアルしてみたり、バードフィーダー、バードハウス、ブランコも作ってみました。いつかこれが自己満足を超えるようになることを期待しつつ、次から次へとやることがつきません。ただこういったことは僕は全く素人ですし、技術的には誰でもできるようなことばかりだと思います。

やる気があれば誰でもそこそこのことは出来る！ということを体現したいと思います。 

 

単独トイレ完成

 

単独トイレ完成しました。一部屋なのですぐに終わってしまいましたが、考えてみたら今までの経験で単独のトイレのみを作ったのは初めてでした。当初ユニットトイレを設置予定でしたが、金額的にも多少のプラスで作ることができました。一から作り込んだだけあって、上質なものができたと思います。果樹園のお客さんにも気持ちよく使っていただけることを願っています。

単独トイレ工事

 

すぐご近所の果樹園の精華園さんからお客さま用トイレの建て替え依頼です。既存のユニットトイレは和式であるため洋式に変えたいとの事でした。同じユニットトイレだと便器自体等にあまりバリエーションがなく結局一から建てることになりました。もちろん自由に作れるのでハイグレードなものも可能です。

ちなみに小さくとも久しぶりの手加工の構造体。楽しいお仕事でした。すぐに終わってしまいましたが・・・。

今回の工事は美濃加茂市が行なっている「小規模企業者事業所等整備補助金制度」というものを利用していて事業所を整備するために市内の業者に発注した場合工事金額の５０％かつ最大５０万円、美濃加茂市が補助してくれるもので非常にありがたい制度です。

現在はコロナの影響もあって補助金関連も多岐に渡るので、行政のウェブサイトは定期的にチェックしておく必要がありますね。美濃加茂市は薪ストーブ補助金なんてものもあります。

雑木林をケアする

 

昨年末、造園業に従事する友人からツリークライミングという技術を使った樹木の管理の仕方があるということを教えてもらい、にわかではありますが非常に興味を持ちました。

重機が入れないようなところではこの技術者がよく活躍するようです。工房裏の雑木林もこの技術で管理できそうだと思ったのと、単純に雑木林の中での行動範囲がもっと立体的になりそうでワクワクしました。

自力で本を読んだり情報を得る中で、ちゃんとした知識を習ったほうが良いといことが分かり茨城にて講習を受けてきました。その名も「ベーシックアーボリスト トレーニング１・２」（BAT１・２）。アーボリスト とはツリークライミング技術を使って作業する人の総称のようなものです。講習自体は非常に有意義なものでした。理論はアメリカから日本訳されてきているもので、かなり完成された安全管理等、独学ではなかなか本質まで理解するのは困難なのものでした。僕以外の受講生は造園・林業従事の方々で真剣な質問が飛び交う中いささか恐縮な感じでしたが（僕も真剣です）、正直とても楽しかったです！

今回のアーボリスト トレーニングも序の口も序の口なのでまだまだ高度な技術へとステップアップもあります。

・アーボリスト （ツリークライミングを使って樹上作業する人）

・ツリークライミング（木登りレクリエーション）

ざっくりこんな区分けで、レクリエーションの分野としても非常に興味があり、今後色んな可能性を感じているところです。お客さまのお庭で手に負えなくなってしまった樹木のケアも少しづつできるようになったら良いなと思っております。

仕事初め

 

あけましておめでとうございます！

本年もよろしくお願いいたします！

昨年も多くの方にお世話になり、ご縁もありました。本当にありがとうございました。

2021年もスタートいたしました。

昨年はみなさま同じく制約の多い年となりました。今年もそれは続きそうではありますが、そんな中でも昨年はまず緊急事態宣言直前に新居に引っ越すことができ生活は大きく変化しました。子供たちも何とか新しい環境に順応してくれましたし、手入れしてきた雑木林とともにある生活では今までになく穏やかで創造的な生活が送れています。

ライフスタイルを大きく考えさせられるきっかけとなったことは間違いなく、家族との時間も増え、同時にそれの尊さも感じることとなりました。こういったことは僕だけではなく各々が少なからずあったんでないかと思います。

さて今年もやりたいこと、やらなればならないことがあります。家族、建築、走る、新たなこと、それぞれ楽しんでいきたいと思っています！

また、1日も早く事態が収束することを願っております。

トップページやARCHIVEに動画や写真を追加しましたのでぜひご覧くださいませ。