2025年7月28日月曜日

子どもたちは夏休み





子どもたちは現在夏休みとなっています。

最近は実施図面を描き上げるために自宅兼事務所での作業となっていますので、そうなると毎日家族で家にいる感じになってしまい、曜日の間隔がやや薄れます。

ただ僕自身はこの生活を心地良く、尊く思っています。

息子たちにクワガタ、カブトムシを飼育・観察できるハウスを作ってみました。四方どこからでも観察できるよう、そしてただ飼っているだけでなく、展示物になるようなイメージで作ってみました。子どもたちなりに世界観を作り上げて楽しんでいます。
 

可児の家3スタートの儀式






 工事の初めの儀式でもある地鎮祭を執り行いました。

土地の神様にご挨拶をするとともに、この土地を自分のものにするといった意味があります。

そして普請が滞りなく安全に行えるように祈願していただきました。

日本ならではの作法だと思いますが、今回の家づくりに対して身の引き締まる思いになりました。

2025年7月10日木曜日

岐阜の家お引き渡し












岐阜の家無事にお引き渡しが出来ました。
まずはお客さまに喜んでいただけたことは本当に良かったですし、僕たちも言葉にならない安堵がありました。実際、お客さまより僕たちに対してもたくさんのご配慮とお気遣いがあり、助けられたとともに大変ながらも非常に楽しく工事を進めることが出来ました。
思えば計画は一昨年くらいからだったと思います。劇的な物価高の中、今までの家造りを踏襲しつつもクオリティを維持または上げて設計するというところに、最初から緊張感があったように思います。
結果的に非常にコストと地元の木材、省エネ性能のバランスの取れた渾身の住宅が作らせていただけたと思います。僕の全力は出し切ったと考えています。
断熱性能(等級6)と合わせて室内空気の流れを熟考したこと、鋼材との組み合わせで大空間を実現させたこと、収納家具を点在させたこと、それらをカッコ良くまとめること、などが意識したことだったかと思います。
建築はさまざまな制約の中で捻り出した解答の一つだと思っています。逆に制約があることでそれをバネのようにして生まれるアイディアというのもあります。そのときには頭を抱えることになりますが、終わってみれば達成感もあります。
常々お客さま含め、さまざまな環境に恵まれていると感謝の気持ちです。
 

2025年6月3日火曜日

岐阜の家さらに終盤











あまりに長かった家具類工事もついに終わりを迎え、現場にて取り付けも完了し、合わせて設備器具の取り付けも終わり、ほぼ完成に近づいてきました。というか先日完了検査及びフラット35検査も無事に終わったので住宅としては完成していることになります。
あとは最終チェックやクリーニングとなりますが、気を抜かずお引き渡しを迎えたいと思います。



 

2025年4月24日木曜日

岐阜の家終盤














 一般的な木造住宅では大工工事の天井・床・壁の工事が終わると「やれやれ」となり、後は仕上げ工事があって完成といった感じになりますが、僕たちの建築は仕上げの前に造り付け家具関連の造作工事が結構あり、いつもそれだけで1ヶ月ほど工期がかかっています。

今回の岐阜の家はとりわけそれが多く、自らの設計を後悔するレベルです笑。引き出しだけで30セット余りあります。

それらを現在ひたすら工房にて製作中です。これは本当に終わりは来るのか?と思ったりしますが、造り切った時にはそれなりの価値があるはずだと信じて製作しています。現にこういった作り込みによって建築に命が吹き込まれるところもありますし、これによって僕たちらしい建築にもなっていくので楽しい工程でもあります。大工としても床貼りや壁貼りのような工程は個性が出にくいですが、家具工事は自分なりに工夫したディテールで作れるので貴重な工程です。

残りの家具、コツコツ造っていきたいと思います。

2025年4月14日月曜日

工房周辺も春

コバノミツバツツジ


オオデマリ
ハナカイドウ

左:山桜 右:大島桜
工房より大島桜を望む


この時期はさまざまな植物が芽吹いたり花が咲いたりして工房周辺が最も変化する時期です。
工房を建てたのが約13年前、そこから雑木林の間伐のみならず、本当に多くの植物を植えてきました。その数は数えてませんが数百だと思います。
現在は大島桜と山桜が満開を終えて、散り始めました。と同時に新緑の時期に向けていろんな植物が芽吹き出すので日に日に景色が変わっていきます。
僕自身が手をかけてきたこともあって、毎日全く飽きることなく眺めていられます。
手前味噌ではありますが、工房の環境が良すぎて仕事のペースが落ちてしまいます笑。
今後もライフワークとして周辺環境を見守っていきたいと思います。
 

子どもたちは夏休み

子どもたちは現在夏休みとなっています。 最近は実施図面を描き上げるために自宅兼事務所での作業となっていますので、そうなると毎日家族で家にいる感じになってしまい、曜日の間隔がやや薄れます。 ただ僕自身はこの生活を心地良く、尊く思っています。 息子たちにクワガタ、カブトムシを飼育・観...