2025年4月24日木曜日

岐阜の家終盤














 一般的な木造住宅では大工工事の天井・床・壁の工事が終わると「やれやれ」となり、後は仕上げ工事があって完成といった感じになりますが、僕たちの建築は仕上げの前に造り付け家具関連の造作工事が結構あり、いつもそれだけで1ヶ月ほど工期がかかっています。

今回の岐阜の家はとりわけそれが多く、自らの設計を後悔するレベルです笑。引き出しだけで30セット余りあります。

それらを現在ひたすら工房にて製作中です。これは本当に終わりは来るのか?と思ったりしますが、造り切った時にはそれなりの価値があるはずだと信じて製作しています。現にこういった作り込みによって建築に命が吹き込まれるところもありますし、これによって僕たちらしい建築にもなっていくので楽しい工程でもあります。大工としても床貼りや壁貼りのような工程は個性が出にくいですが、家具工事は自分なりに工夫したディテールで作れるので貴重な工程です。

残りの家具、コツコツ造っていきたいと思います。

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