2025年4月24日木曜日

岐阜の家終盤














 一般的な木造住宅では大工工事の天井・床・壁の工事が終わると「やれやれ」となり、後は仕上げ工事があって完成といった感じになりますが、僕たちの建築は仕上げの前に造り付け家具関連の造作工事が結構あり、いつもそれだけで1ヶ月ほど工期がかかっています。

今回の岐阜の家はとりわけそれが多く、自らの設計を後悔するレベルです笑。引き出しだけで30セット余りあります。

それらを現在ひたすら工房にて製作中です。これは本当に終わりは来るのか?と思ったりしますが、造り切った時にはそれなりの価値があるはずだと信じて製作しています。現にこういった作り込みによって建築に命が吹き込まれるところもありますし、これによって僕たちらしい建築にもなっていくので楽しい工程でもあります。大工としても床貼りや壁貼りのような工程は個性が出にくいですが、家具工事は自分なりに工夫したディテールで作れるので貴重な工程です。

残りの家具、コツコツ造っていきたいと思います。

2025年4月14日月曜日

工房周辺も春

コバノミツバツツジ


オオデマリ
ハナカイドウ

左:山桜 右:大島桜
工房より大島桜を望む


この時期はさまざまな植物が芽吹いたり花が咲いたりして工房周辺が最も変化する時期です。
工房を建てたのが約13年前、そこから雑木林の間伐のみならず、本当に多くの植物を植えてきました。その数は数えてませんが数百だと思います。
現在は大島桜と山桜が満開を終えて、散り始めました。と同時に新緑の時期に向けていろんな植物が芽吹き出すので日に日に景色が変わっていきます。
僕自身が手をかけてきたこともあって、毎日全く飽きることなく眺めていられます。
手前味噌ではありますが、工房の環境が良すぎて仕事のペースが落ちてしまいます笑。
今後もライフワークとして周辺環境を見守っていきたいと思います。
 

岐阜の家さらに終盤

あまりに長かった家具類工事もついに終わりを迎え、現場にて取り付けも完了し、合わせて設備器具の取り付けも終わり、ほぼ完成に近づいてきました。というか先日完了検査及びフラット35検査も無事に終わったので住宅としては完成していることになります。 あとは最終チェックやクリーニングとなりま...